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パン職人になるために資格は必要か?

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パン職人になるために資格は必要か?

パン職人になるには、いったいどうしたらいいんだろう?

普通に考えれば、調理系の専門学校に進学し、パン製造の基本的な知識と技術を修得し、厚生労働省認定のパン製造技能士の国家資格を取得する。そしてその後、パン屋に就職・転職して、パン職人としての技量を磨くという順番になると考えるかもしれません。

世の中には資格というものが存在し、特定の職業に就く(成る)には、国で定められている公的な資格を取らなくてはならない職種があります。

例えば、医者や弁護士。会計士。薬剤師。それから歯科衛生士。美容師なども国家資格を必要とします。学校の先生や保育士さんも同じです。

まったくはじめてパン職人になる道を模索し始めたひとは、美容師や、床屋さんが国家資格を必要とするように、パン職人も何らかの資格が必要なのかと思いがちです。

しかし、「パン屋を開業する」ために、絶対必要な国家資格というのもはありません。パン屋に限らず飲食の世界において、こういった必須科目の特別な資格はありません。

つまり、ある程度の製パンの経験と(もっと言えば経験はゼロでも)、独立開業の資金さえあれば、誰でもお店を持つことができます。

手続きとして必要なのは、地域の役所・保健所で申請さえすれば誰でも取れる「営業許可書」と「食品衛生責任者」の資格を入手することぐらいです。

そういった意味では、パン屋さん独立開業への道は、誰にでも平等にチャンスのある完全実力主義の世界であるともいえます。

資格はどこまで有効か

ときどきWEB上で、前述の「パン製造技能士(厚生労働省認定)」の資格を、あたかもパン屋になるための必須資格であるかのように、取得を推奨していることがあります。

大手食品メーカーや大手パンメーカーに就職するのであれば、そういった「資格」が履歴書にあると、希望の部署へ配属されやすくなるかもしれません。

しかし、製造から販売まであらゆる仕事をオールラウンドでこなさなければならない「小さな町のパン屋」さんでは、こういった資格の有無で就職が有利になったり不利になったりすることはありません。

オーナーシェフとしてパン屋を経営し、職人を雇っている立場からいえば、資格の有無よりも、現場(社会人として)の経験年数・年齢や学ぶ力(素直な吸収力)の有無などのほうが「職人」の世界では重視されるといえます。

むしろ「資格だけあって現場の経験のないひと」は、知識だけでものを考えがちな融通のきかない労働力として、敬遠される可能性すらあります。

いまのところ、パン技能士などの資格が有効に作用するのは、先述の大手パンメーカーのほかにパン教室の教師や、専門学校の先生などに限られます。

教室で教えを受ける生徒さんなどは、先生が資格を有していれば、その道の専門知識を間違いなく持っていることがわかるので安心です。

また箔をつけるために持っていると有利ということも考えられます。

いずれにせよ、25歳以上で転職・脱サラを考えていて、一刻でも早く一人前のパン職人を目指す人にとって、これらの資格取得のために費やす時間とお金は、必ずしも有効ではないと言えます。

それだけの資金を費やすなら、全国のパンやパン文化に触れられる料理を食べ歩くなど、自分自身へのパンや食に関する自己投資のほうが将来に役立つかもしれません。

 資格ブームに踊らされない

国家資格および一般の個人や団体が主催しているパンに関する資格は以下のようなものがあります。

①パン製造技能士(国家資格 取得費用18000円~)

②パンシェルジュ検定(一般資格 検定費用3900円~)

③パンアドバイザー(一般資格 取得費用126000円~)

④パンコーディネーター(一般資格 取得費用127000円~)

⑤パンマイスター(一般資 格取得費用81000円~)

例えば①に関して

日本パン技術研究所が主催する約三か月の「製パン技術教育コース」は、受講終了後「製パン1級技能士コース修了証」が与えられます。

この修了証により各都道府県で実施される国家資格である「製パン1級技能士」取得のための学科試験が免除となりますが、費用が60万~80万かかります。

加えて前述のように、これらの国家資格を取得したことで、街のパン屋さんへの就職に有利かと言えば、現場経験がなければ逆効果でさえあります。

やはりこのような資格は、すでに現場経験のある者が、さらに技術の向上のために取得するとか、時間と資金の余裕のあるひとが、パンに関するより深い知識を学ぶために取得するとき、その効力を発揮するものだといえます。

今の時代、資格ブーム、検定ブームは根強いものがあります。

しかし、就職対策や夢の実現のために、「まずは資格を取る」という思考の誘導は、その資格を販売している売り手の思惑(利益)が絡んでいることを知っておいてください。

もちろん、弁護士や医師などの国が明確に指定している資格は別ですが、商売(飲食)の世界においては、資格より「現場の経験値」が優先されることを理解してください。

上記にあげたパンに関する資格も同じです。

あなたが、すでにパン屋さんで数年の現場経験を有していたり、まだ10代、20代前半の若者か、または老後の人生の中で時間と資金に十分余裕がある方ならば、これらの資格取得は有効でしょう。

しかし、あなたがサラリーマンやOLであり、これから転職・脱サラして一からパン屋さん開業(店舗運営)を目指しているならば、一刻も早くその現場へ身を投じることが、最大の投資だと知ってください。

しかも、これは働きながらお金を得るという、費用効果の高い自己投資です。

今から開業資金を貯める必要があることを考えれば、「とりあえず資格を取得しよう」というような短絡的な考えからは抜け出せるはずです。

←考えられる三つの道→


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