「パン屋で働きたいけど、年収が低いイメージがあって不安」
こちらの記事では、そんな方のために現役パン屋がパン屋の年収事情についてぶっちゃけトークをしていきます。
パン屋をはじめとした飲食業界は年収が低いイメージがあり、実際私の知り合いでも平均的なサラリーマン以下の年収で働いている方はたくさんいらっしゃいます。
しかし私はパン屋で独立して10年以上が経った今、年収1,000万円を超えています。
果たしてパン屋の年収の実情は、どうなっているのでしょうか。
私の経験とデータからパン屋の年収事情を語っていきます。
パン屋の年収事情
まずはパン屋の年収事情を世間一般と、私の体験談から紹介していきます。
パン屋の平均年収
パン屋の年収は
- パン職人 平均320万円
- 個人経営者 平均350万円
というデータがでています。2020年度の平均年収は430万円ほどと言われていますので、比較すると低いというデータですね。
飲食業の平均年収は300万円ほどなので、飲食業という広い範囲でとらえるとやや年収は高めということになります。
これだけを見るとやはりパン屋はイメージ通り、稼げないということになるのでしょうか。
パン屋で年収1,000万円を超えた
しかし私はパン屋を経営して10年、年収1,000万円を超えることができました。
元々はサラリーマンをしていてパン屋の道に飛び込んだ人間なので、パンを作る技術が特別優れているというわけでもありません。
それではなぜ多くのパン屋さんに比べて、私の年収は高いのでしょうか。
答えはパン屋の経営について真剣に考え、実行したからです。
パン屋になりたいと考える多くの方は、美味しいパンをいかに作るかという点にこだわります。
もちろんパン作りの技術は大切なのですが、今の時代パンが美味しければ売れるというわけではありません。
作ったパンをいかに売るか、お客さんをいかに集めるかということを考えていかなければ、稼げるパン屋にはなれません。
逆に言えば売る力・集める力を身につけているパン屋は少ないので、パン屋で稼げる余地はまだまだ残されています。
パン屋になりたい方はパンが大好きだと思います。
せっかく大好きなパンを売るのであれば、いかに稼ぐのかも考えてみましょう。
パン屋はきちんと経営すれば儲かる
パン屋として年収1,000万円を達成した私は、パン屋はきちんと経営すれば儲かると胸を張って言えます。
しかしせっかく夢をもってパン屋で独立しても、残念ながら倒産してしまうパン屋もたくさん見てきました。
果たして儲かるパン屋と儲からないパン屋では、どんな差があるのでしょうか。
日本ではパンの消費金額がお米を上回っている
「そもそもパン屋って儲かるの?」
これからパン屋になりたいと考えている方に多く聞かれる質問です。
結論からお伝えすると、パン屋の経営で儲けることは可能です。
日本では2013年以降パンの消費金額が、お米を上回っています。
今後もパンの消費量がいきなり減るということは考えにくいので、パンへの需要は安定していると言えるでしょう。
雑誌などにも取り上げられやすい
日本でパンの需要が増えていることもあり、パン屋をオープンすると雑誌・Webサイト・SNSなどに取り上げられやすいという点もパン屋のメリットです。
商売をする上で広告宣伝費はかなり大きなウエイトを占めますが、パン屋の場合はじめに広告宣伝費をあまりかけなくても大丈夫なケースが多くあります。
そのためこうした事情をうまく活用できれば、パン屋の経営を安定させることが可能です。
作るだけでなく売る・集める力がパン屋経営にはとても大切
しかしそんな状況があるにも関わらず、なぜ倒産してしまうパン屋があるのでしょうか。
答えは売る・集める力が不足しているパン屋が多いからです。
オープン当初雑誌に取り上げられてお客さんが来店しても、パンが焼きあがっていない、オペレーションがあやふやでクレームになるといった事態に見舞われているパン屋はたくさんあります。
こうしたパン屋は売る力が不足しており、せっかくお客さんが来てもリピーターにつながりません。
またオープン後しばらく経つと雑誌やWebサイトに取り上げられる機会が減るので、新規顧客獲得に悩むパン屋も多いです。
つまり集める力が不足しているということですね。
パンの専門学校ではパンを作る技術は学べても、こうした売る・集める技術は教えてくれません。
パン職人であればひたすらパンを作る技術を磨いてもいいでしょう。
しかしパン屋経営者になるのであれば、売る・集める技術をパン屋開店前に取得しておかなければなりません。
パン屋で儲けたいと思う方々へ
これまでの内容をまとめると、パン屋は年収1,000万円を超えるくらい稼ぐことはできるが、経営の方法を知らないと潰れてしまうということです。
そのためこれからパン屋になりたいと考えている方は、まず経営を学ぶというマインドセットをすることからはじめましょう。
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まとめ
パン屋になりたいと思ってせっかくお店を作っても、経営がうまくいかず倒産してしまった。
私はそんな方々をたくさん見てきました。
私の場合は運がいいことに順調に経営を続けられていますが、経営について学んでいなければ私のお店も倒産したことでしょう。
パンが美味しければ売れるという時代は、もう終わりました。
これからパン屋になりたいと考えている方は、パン屋の経営について学びパン職人であり経営者であることを目指しましょう。
パン屋になりたいという熱い想いを、私は応援しています。
↓次のページでは、動画でも詳しく解説しています。
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