「フランチャイズのパン屋になろうか検討している」
今回の記事ではそんな方に向けて、フランチャイズのパン屋での独立が最適なのかどうか、現役パン屋が解説していきます。
フランチャイズのパン屋での独立は手っ取り早そうなイメージがありますが、実際はデメリットも存在しています。
15年以上のパン屋経験をもとに、フランチャイズ経営の良し悪しを紹介します。
3種類のパン屋独立サポート
パン屋で独立したいと考えた場合、以下の3つの方法があります。
- フランチャイズに加盟する
- パン屋で修行する
- 開業塾に行く
どの独立サポートにもメリット・デメリットがあり、人によって最適な手段は異なります。
まずはそれぞれの独立サポートのメリット・デメリットを紹介します。
フランチャイズ
飲食業界ではフランチャイズに加盟して独立するという方法で、独立する人もたくさんいます。
パン屋の場合以下のようなフランチャイズで、加盟を募集しています
- マーメイドベーカリーパートナーズ
- ブリオッシュドーレ
- スワンベーカリー
- あげぱん屋
- 一本堂
- ロンドン
- 伊三郎製パン
- パンブロー
- コンセルボ
- むぎのいえ
- 堤製パン
全国展開しているフランチャイズから、地域限定のフランチャイズまで規模はさまざま。作っているパンも種類が豊富なお店もあれば、専門店もあります。
フランチャイズのパン屋の場合、本部から冷凍のパンが送られてきて、それをお店で焼き上げるという方式が多いです。
そのためパン作り未経験でも比較的すぐ独立までたどり着きます。また本部から経営のサポートが受けられる点もメリットですね。
一方でフランスパン加盟料をとられる、自由度が少ないという点がデメリットです。
パン屋で修行する
パン屋で数年修行して、その後独立というのは今でもよくあるパターンです。
パン屋でしっかりと製パン技術が学べるので、パンに対する知識が深くなる点がメリットです。
一方で修行先選びに失敗すると、独立がうまくいかないというデメリットがあります。
パン屋の経営は製パン技術だけでなく、集客や接客などさまざまな知識が必要です。
修行先では製パン技術だけでなく、独立に関するさまざまな知識を学べる先を選ぶことが大切です。
修行先の選び方は下記記事にも詳しく紹介していますので、よろしければご覧ください。
開業塾
パン屋の開業塾も独立するための手段の一つです。
パン屋の開業塾にもいくつかの種類がありますが、製パン技術だけでなく独立に必要な知識も教えてくれる点がメリットです。
手前味噌ではありますが、私はパン屋を運営しながら開業のためのサポートもおこなっております。
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こんな人はフランチャイズでの独立がおすすめ
ここまでパン屋で独立するための手段を紹介しました。これらの情報を踏まえて、フランチャイズでの独立に向いているのはどんな方なのでしょうか。
フランチャイズでの独立をおすすめできる方を紹介します。
できるだけ早く独立したい
パン屋としてできるだけ早く独立したい方には、フランチャイズでの起業がおすすめです。
パン屋のフランチャイズの場合、本部から冷凍のパンが送られてくる、レシピが提供されるというメリットがありますので、製パン技術を取得するための時間が大幅に短縮できます。
食パンやあんぱんの専門店であれば、作るパンの種類も少なくてすみます。
こうした理由からできるだけ早く独立したいのであれば、フランチャイズに加盟を検討してもいいでしょう。
本部のサポートを受けたい
フランチャイズに加盟すると経営のアドバイスなど、本部からのサポートが受けられます。
パン屋を経営していく上ではさまざまな経営知識が必要ですが、そのサポートが受けられるのは大きいですね。
ただしどのくらいの経営サポートが受けられるのかは、加盟するフランチャイズによって異なります。
経営サポートが受けられるかどうかは非常に重要な要素なので、フランチャイズに加盟する前に確認しておきましょう。
こんな人はフランチャイズではなく他の道を選ぼう
ここまでフランチャイズに加盟するメリットを紹介しましたが、一方でフランチャイズに向いていない方もいらっしゃいます。
こだわりのパンが作りたい
フランチャイズで独立をすると、本部の指示したパンを作ることになります。
そのため基本的にオリジナルのパンは作れません。
- パンの素材にこだわりたい
- オリジナルレシピのパンを作りたい
こうした考えがある方であれば、フランチャイズでの独立はやめたほうがいいでしょう。
自分の作ったパンを売ってお客さんに喜んでもらうのは、パン屋のやりがいの1つです。
その喜びを感じたいという方は、フランチャイズ以外の選択肢を探ってみましょう。
年収をアップさせたい
加盟するフランチャイズにもよりますが、フランチャイズは1店舗だけではなかなか儲けられません。
2店舗3店舗と展開してはじめて、年収1000万円が見えてきます。
しかし個人でパン屋を経営すれば、1店舗でも十分年収1000万円が狙えます。
実際私は1店舗の小さなお店しか経営していませんが、年収1000万円を超えることができました。
そのため年収をアップさせたいのであれば、フランチャイズに加盟しないほうがいいでしょう。
将来的なことを考えるとフランチャイズ以外の選択肢がおすすめ
ここまでの意見を踏まえて私の意見としては、フランチャイズ以外の選択肢をおすすめします。
独立してパン屋になりたいという方は、少なからずパンに対する情熱があると思います。
その情熱を出し切るためには、フランチャイズに頼るのではなく、自分で独立するのが1番です。
フランチャイズで独立するのと比べると時間はかかりますが、長い目で見るとメリットの方が上回ると私は感じています。
やはり長く続けるためには、自分がやりたいことを続けるのが1番。
そのためには自分のお店を持ち、自分の作りたいパンを作って売ることをおすすめします。
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