「パン屋で独立開業を目指しているが、失敗しないための方法が知りたい」
ここでは、そんな方のためにパン屋を15年以上経営し続けている現役パン屋さんが、失敗しないパン屋の経営方法について解説します。
幸いなことに私のパン屋は順調に経営を続けていますが、周りには経営に失敗して潰れてしまったパン屋もたくさん見続けています。そんな失敗を見てきた私だからこそ話せる内容を、ぜひ開業の参考にしてください。
パン屋の開業で失敗しないためには

パン屋で失敗しないためのコツそれはずばり「経営について学ぶこと」
パン屋で独立開業を目指している方に話を聞くと、こんなパンを作って売りたいという話をよく聞きます。それはもちろん素晴らしいことなのですが、それではどうすればそのパンは売れるのでしょうか。
多くの方は美味しいパンを作ればパンが売れると考えていますが、現実はそんなに甘くありません。今の時代美味しいパンを販売しているパン屋はたくさんありますので、その中から選ばれる努力が必要です。
そのためには経営について多角的に学ぶ必要があるということです。
経営について学ぶ
経営について学ぶということを少しかみ砕いて説明すると
- 作る
- 売る
- 集める
という3つの力を身につけるということです。
作るとはその名の通りパンを作る技術。専門学校やパン屋修行で日々努力することで、美味しいパンの作り方がわかってきます。
作る技術については学ぶ場所がたくさんありパン好きな人にとっては、学ぶことが楽しい項目でもあります。しかし本当に大切なのは、残りの2つ売る・集める技術です。
売る技術には接客・店舗設計などが含まれます。リピーターをつかむためには接客の良しあしが影響しますし、お客さん1人あたりの単価を上げる店舗設計も非常に重要です。これらの技術は専門学校では学べません。
「集める技術」とはインターネットや広告を用いて、お客さんを呼び込む技術。今の時代パンが美味しければお客さんが来るという時代ではなく、意図的にお客さんに告知をしていかなければなりません。SNSやブログなどさまざまな集客方法から、自分のお店にあった集客方法を見つけていく必要があります。
パン作り以外の部分で他店に差をつける
パン屋で独立開業を目指している方の多くは、パン作りの技術取得に力を注ぎます。もちろんそれは大切なことですが、今の時代美味しいパンはたくさんのお店で買えます。そうなると大切なのは、パン作り以外の部分で他店に差をつけることです。
例えば常に焼き立てのパンが買えるための仕組みを作る、SNSをうまく活用してファンを増やす、お客さんの心に残る接客をするといったことが挙げられます。パン屋を開業する方の多くは、これらのことにフォーカスできていません。そのためうまく差別化ができれば、お客さんをつかむことができます。
地域のお客さんにいかに愛されるかが勝負
実際にパン屋を経営してみるとわかりますが、大切なのは地域のお客さんにいかに愛されるかです。毎日の朝食にパンを買いに来てくれるお客さんが増えれば増えるほど、パン屋の経営は安定します。
そのためにはパンが美味しいことはもちろん、通いたくなる安心感や接客が大切。地域のお客さんに愛されるためにはどうすればいいのか。そのことを考えて、どんな対策をすべきなのか考えてみましょう。
開業資金はコツコツ貯めておく
パン屋を失敗させないためには経営について学ぶと同時に、開業資金をコツコツ貯めておくことが大切です。借入で賄う部分もあるのですが、自己資金もできれば500万円は貯めたいところ。
500万円もの大金を貯めるためには、毎月コツコツお金を貯める必要があります。開業資金の貯め方については、下記記事にも詳しく解説していますのでよろしければご覧ください。
パン屋開業で失敗しないための勉強方法

ここまでパン屋で失敗しないためには、経営について学ぶことが大切だと紹介しました。それでは具体的に経営について学ぶためには、どうやって学べばいいのでしょうか。ここからはパン屋開業で失敗したいための勉強方法を紹介します。
経営について実践と座学で学ぶ
経営について学ぶと聞くと、本や動画で学ぶことをイメージする方が多いと思います。もちろん本や動画で学ぶことは大切なのですが、それだけでは経営について学んだとは言い切れません。
経営については本や動画といった座学だけでなく、実践で学ぶことが大切です。実際にお客さんと接して、なぜこのお客さんはパンを買いに来てくれるのか。そんなことを考えていくと、次第に経営に関する知識が身についていきます。
修行先は町の小さなパン屋さんを選ぶべき
パン屋の経営について実践で学ぶためには、パン屋での修行が必要です。パン屋の修行先を選ぶときには、町の小さなパン屋がおすすめです。大手のパン屋さんの場合分業化が進んでおり、接客や経営について学べないケースが多々あります。
町の小さなパン屋さんは人数が少ないので、パン作りだけでなく接客などさまざまなことを実践的に学べます。そのお店が繁盛しているお店であれば、なぜ繁盛しているのか考えるのもいいでしょう。
パン屋は修行先によってどれだけ学べるのかが変わってきますので、修行先は慎重に選びましょう。
経営について勉強する仕組みを作る
パン屋で修業をしながらも、経営について座学でも学ぶ必要があります。しかし忙しいパン屋修行中、経営について学ぶ時間を確保することは困難という声もあります。そんな方におすすめなのが、勉強する仕組みを作ること。
例えば毎日帰宅後1時間だけは勉強する、休日には1冊本を読むといった具合です。私が発行しているメールマガジンでは、パン屋さんとして独立開業するための知識を発信しています。メールマガジンを読んでいただければやる気がでるようになっていますので、ぜひ登録してみてください。
しっかり学んで失敗しないパン屋開業を目指そう
パン屋を開業させて失敗させないためには、経営について学ぶことが大切です。経営について学ばず、パン屋を倒産させてしまった方もたくさん見てきました。接客を少し変えるだけでも、お客さんの反応はガラッと変わることがあります。
経営について学んでみると、とても奥深く興味深い内容がたくさんあります。パン屋の開業を目指している方は、まず経営について学んでみましょう。
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~40代からのパン屋さん独立開業~
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本気でパン屋さんで開業したい方限定

『稼げるしあわせパン屋さん開業塾』
PROFILE

- 「パン屋さん独立開業への最短距離」運営者
-
名古屋市天白区で「ブーランジェリーぱぴ・ぱん」を経営
サラリーマン生活を経て27歳で脱サラ、パン屋の道へ
2003年の独立後売上を順調に伸ばし月収100万円を達成
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